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Channel: 一郎のだまされ日記
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師匠はBOOKsなのだ

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なんども自己紹介している通り、一郎さんは最終学歴が大阪府警察学校/柔道部です。もちろん高校は威風堂々の卒業なんですが、その福岡県の高校も筋金入の普通高校普通科で、工業系ではありません。
でも、現在の職業は「機械屋」です。

関東のあるバイク屋さんのKさんやYさんは「千葉工業大学卒」とか「国立高専卒」とか、関西のバイク屋さんのAさんは「工業高校/機械科卒」とか聞きますが、基礎から機械的知識を教えてもらえるんでうらやましい限りですね。
実は一郎さん、山口県の宇部国立高専機械科にも合格していたんだけど、ここはパスして普通高校へいったいきさつ。いまのお仕事のことを考えると高専へ行っておいたらよかったかもしれない。
でも、こればっかりは、後から思う歴史ですのでどうにもならず。

一郎さんの今の技術は、人のやっていること(特に外人のメカニックやBetaMotorの金型職人)を「見て盗む」をやって覚えはしましたが、学問的機械的に正しい数字的基礎知識は、見て盗むで覚えることは無理。やっぱり、頼りは「専門本」の文字数値ですね。

写真の専門本群が一郎さんの先生ですが、本に載っている技術的な腕前やり方や方法のことはすでにやっている内容で、「何故、そうしないといけないのか」は理解せずにやっており、本に載っていること読むことで、頭で理解します。

その筋の人に言わせると、これらの本は専門書ではなくて「初心者用の入門書だ」でしょうけど、一郎さんにとっては十分に専門書です。
その昔にNHKでやっていた「セサミストリート」と同じですね。
経験上、体で覚えていることは応用が利かず、頭で理解してやっている事は応用が利くのですよ。

これらの本はほとんどが工業高校や専門学校の基礎本として配布されているものなんですが、真ん中付近にある「ミニ旋盤を使いこなす本/基礎編/応用編」の2冊は、久島諦造さんという大正10年生まれの人が書いた解説本で、今はプレミアがついてだいたい1冊2万円前後で売り買いされている貴重な本ですね。

柔道に熱中していた頃、柔道の解説本も多く読んで、例えば「背負い投げのかけ方」なんて空覚えができるくらいに覚えて、練習でかけてみたけどひとつもかからず。でも、この本を読んで実際に機械でやってみると、見事にその通りにやれて芸術祭参加作品がきれいに出来上がる。

「素質のあるかないかどうか」が、専門本読んでやってみて柔道やるのと機械をいじくるのと、いとも簡単に分かりますよね。

本を読まなくてもできる人は素質があるからで、でもその素質をもっと伸ばそうと思えば、本を読まないとそれ以上は伸びません。
「文字は証拠として残る」から、こういった専門本に書いていることは正しいと理解してお勉強に励みましょう。

でもでも、私の書いた文章も証拠として残っているけど、「あれは酔った時に書いた」と逃げ道も作ってあるんで、あんまり信用せん方がよかばいね。

一郎さんより


6/27 だまされ日記.初めての工具

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1950〜1960年、当時PENENSという工具メーカーのCHICAGO工場で作られたものらしいです。


challengerというのは、軍需工具シリーズの商品名らしいです。トヨタとダイハツがグルのように、PENENSという工具メーカーからスタンレーとプロトに分かれていますが、この二つは今もグル企業ですね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今、こんな生業(なりわい)をするとは思いもしなかった柔道に明け暮れていた高校2年の時に、当時、何故か使いもしないのに手に入れたモンキーレンチです。
私が今持っている最古参の現役工具ですね。

福岡県北九州の西側に「遠賀川(おんががわ)」というけっこう大きな川が流れています。この上流に筑豊炭田という石炭のとれる一大炭田があり、その下流には八幡製鉄所(現.新日鉄)があり、戦前は日本一の「石炭産地/製鉄業」で栄えました。

鉄鉱石から鉄のみを取り出すためには、コークス(触媒)が必要です。コークスは石炭を蒸し焼きにして作ります。ですので、鉄を作るには石炭が必要で、その石炭を運んでくるルートも「簡単で近いこと」の利便性が求められます。

産地から大量の石炭を船に乗せて川で製鉄所まで運ぶ、その川が遠賀川というわけ。
荒くれ者のことを、この辺では「川筋もの」と言いまして、山口組の神戸と同じく、船から荷下ろしをするお仕事は当時は「体勝負」です。
あの我らが健さんもこの遠賀川近辺の出身で、そのイメージで生涯を通しました。

遠賀川が玄界灘の海に繋がる部分(デルタ)の一帯の地名を「芦屋」と言いまして、この芦屋には戦前から陸軍の飛行場がありまして、戦後は進駐軍(アメリカ軍)が使い、現在も自衛隊が駐留しています。だから芦屋飛行場は今も現役です。

今はアメリカ軍は撤収していますが、私の高校時代には進駐軍としてアメリカ兵が駐留繁栄し、多くの日本人を雇用していましたが、柔道部の同級生の父親がその芦屋基地の「米軍飛行機の整備士」をしていました。

芦屋飛行場で、左上が玄界灘で右上が遠賀川です。小さな小さな飛行場ですね。


その同級生はN君と言いますが、学校の食堂の昼食とか、練習帰りのお好み焼きとか、私がよくおごってやっていまして「おい、お前も何か俺にせんか」で、お礼に頂いというか取り上げたのが、このモンキーレンチといういきさつ。
もちろん、家に置いてある父親の工具箱から黙って持ってきたものです。

何故、飯をおごったお礼がモンキーレンチなのかは記憶になし。
柔道をするために大阪に出てきたのに、何故、このモンキーレンチも持ってきたのかも記憶になし。

日本ではモンキーレンチという言い方をしますが、これの意味は「猿の工具」ではなくて、アメリカ人のチャールズ.モンク(MONCKE)さんが発明した工具で、モンクがなまってモンキーになったそう。
ちなみにヨーロッパでは「アジャスタブル.レンチ」という名前で売っていましたよ。

各国の工具屋さん巡りもしましたが、アメリカはSTANLEY(スタンレー)とPROTO(プロト)、ドイツはHAZET(ハゼット)、フランスはFACOM(ファコム)、スエーデンはBAHCO(バーコ)、イタリアはBETA(ベータ)、スペインはIRAZOLA(イラゾラ)がメインで並べてありました。
でも、たまたま入った工具屋さんが、それぞれのメーカーの特約店だったかもしれませんので、それなりに解釈してくださいね。

一郎さんより

7/7 だまされ日記.その昔のKTC工具

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前回と同じネタですみません。この工具のことを「両口メガネレンチ」と申します。
これはインチサイズでアメリカ仕様ですが、民間人レベルの使用範囲では5/8は15ミリ角で使え、反対側の11/16は17ミリ角で使えます。



KTCも会社創立時はこの通り、マル京印にKYOTO KIKAI CO.LTD が正しい刻印です。国産KTC工具で「漢字」の入っているのは、今は京都のKTC工具博物館に行かないともう見られないかもしれません。

 



NICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)は、三つともに合金元素希少金属で「強度を上げ/しなりを出す」工具鋼に混ぜる三種の神器ですね。



一郎さんが白バイに乗り始め、トライアルを安全運転の訓練の一環として始めた、今から44年前のお話。

初めて買ったトライアルバイクHONDA.バイアルスTL125の整備や部品交換修理をするのに車載工具レベルではどうにもなりません。
当時、私の知りえた範ちゅうの工具は「KTCとTONE」の二つしかなくて、KTCはどこの金物屋さんでも売っているメジャーな国産工具メーカーでしたけど、TONEはホンダ白バイの特殊部品専門工具として出入りの警察御用達のバイク屋さんが持っていたので知っていました。

当時は工具といえば誰も彼もどこもKTC一本で、KTCとは「京都機械工具(KYOTO TOOL Co Ltd → KTC)」のこと。
ですが、京都だから冠にKがついているKTCうんぬんは、今だから知っていることで当時は知るよしもなし。
すなおに何も考えず工具を買ったら、KTCマークが入っていたというのを覚えているだけの話。

話は前後しますが、この時点で買った工具にはすでにKTC刻印で、本題の「マル京印にKYOTO KIKAI CO.LTD」なんていう刻印は打ち込んであるはずはなし。

さて、小谷重夫って知っていますか。私と同世代の名選手で全日本2勝をあげている往年の名スター選手です。記憶ではランキング3位までいったライダー。
162センチの私よりももっと小柄で、生涯HONDA一本道、当時からアライヘルメットをかぶって正面にマル重マークの選手ですよね。
今、国際A級の全日本で出てもポイントがとれるかとれないか付近、鳴かず飛ばずの小谷一貴のお父さんでもあるのですが、この小谷さんが高校生の頃のお話。

初めて買った新車トライアルバイクがHONDA.バイアルスTL125と書きましたが、125ではまともに戦えないとさとって、次に出たばっかりのYAMAHA.TY250Jの新車を買いました。出たばっかりだから新車しかなくて、だから新車です。2台も新車買って公務員警察官は、お金持ちというわけではありません。

お金で成績が買えるのなら出します、の考えは今もあるけど、こうして思うに駆け出しの頃からそうだったんですね。
この柔道着を着たら勝てる、というのはないけど、モータースポーツはあるのです。

出来たばっかりの京都/亀岡トライアルランドのオーナーの森至布(よしのぶ)さんから「黒山さん、亀岡高校の学生さんでトライアルバイクを探しているのがいるから、持っているバイアルスTL125を安く売ってあげてやらんね」と、アドバイスあり。
2台も持っていても仕方がないから、新車同然のバイアルスTL125を12万円でその高校生に売りさばきましたが、亀岡高校のその学生さんが小谷重夫さんだったという次第。

で、この小谷さん高校を卒業して就職しましたが、その就職先が京都工具KTCという流れ。
「おい小谷、バイアルス125を安う売ってやってんや、会社の工具の試供品か何かいらんものもってこんかい」と、警察職務命令。
「あい〜」っと、まだ小僧だった小谷さんが会社から持ち帰ったのが、この写真のインチサイズの両口メガネレンチといういきさつ。

「おい小谷、なんや外国サイズで使えんやんか」と文句を言うと、「黒山はん、少しだけ幅が違うけど15ミリと17ミリで使えるさけ〜に」と、京都/亀岡弁で返事をしていたのを鮮明に覚えてる。

はい、この小谷さん、国道9号線沿いにある一等地で「小谷スーパーネッシー」というバイク屋さんの大将をなされてご健在、頑張っておられますよ。


元フアンの皆様、ご安心を〜♪

一郎さんより

7/17 だまされ日記.希少金属

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3回続けて工具ネタですみません。
この工具のことを「両口メガネレンチ」と申します。…なんて前回に書きました。



この工具にはNICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)が入っていて、三つともに合金元素希少金属で「強度を上げ、しなりを出す」為に工具鋼に混ぜる三種の神器ですね。…なんて書きました。

今、中東がすごくもめています、というより、昔からここは欧米の各国強国が口を出し首を差し込んでてんやわんやです。
今、北朝鮮がもめています。弾道ミサイルの打ち上げや核開発、これを「やめんかい」とアメリカとロシアと中国が口を出し、首を突っ込んでてんやわんやです。

でも地球上には、アフリカや中南米なんかにも、多数、もめている国がたくさんあるのに欧米の各国強国は知らんふり、見て見ぬふりを決め込んでいます。
南の太平洋、ツバルやキリギスは海面上昇で国土自体がなくなる危険性があるのに、もちろん知らんふり。
「この差はなんでしょうか」と思うと、池上彰さん風に「いい質問」なんですが、答えは単純に「その国に使える資源があるかないか」の、違いだけ。

太陽光発電や風力発電やうんぬん申しましても、まだまだ世界を動かしているのは「石油」です。
砂漠の中をゆったりとラクダの隊列が並んで旅をするイメージの中東ですが、いかんせん掘れば石油が出てくるもんだから欧米の各国強国は、なんとか関係をもち自分のものにしたいわけ。

パソコンや携帯機器はその昔はなかったけど、今、世界の通信はパソコンや携帯がなかったら終わります。
人工衛星もロケットも電波の送受信がなければ飛びません。
詳しくは知らないんだけど、この電気機器の中身に電子材料として「白金コバルトなんかの希少金属(レアメタル)」がないと作れないと聞きます。
どこにどう使うのかは、まったく知りません。

このレアメタルの埋もれている国々には、同じく、以下の鉱物も埋まっているのです。

木や石の武器しかない部族を制圧したのは「鉄の武器」です。鉄は硬いのですが、その鉄に合金元素を添加してやるともっと硬くてしなりがあって折れない「H鋼」に変化し、武器になるのです。
この合金金属、武器でなくて金属加工機械や工具だけに関しても、NICKEL(ニッケル)、CHROME(クローム)、VANADIUM(バナジウム)の三つを鉄に混ぜて作ると、世界を制覇できるのです。

はい、北朝鮮には大量の希少金属や鉄を鋼に変化させる合金金属が、たくさん埋まっているのです。
北朝鮮には、この希少金属を掘り出し精製して使えるようにするまでの技術をまだ持ち合わせていません。埋もれたまんま、です。
だから石油と同じく、ロシアもアメリカも中国もなんとか北朝鮮と関係を持ち、自分のものにしたいわけ。

今の工具は「デザインや使いかって」は昔のに比べて格段に上です。
でも、緩まないボルトを無理やりゆるめると、工具の方がなめてしまって角が削れてしまう事がよくあります。

無骨な使い勝手の悪い昔の工具の方が強度がありまして、この写真工具のような昔のは、まず頑丈で重いですね。
多分これは、金属の中に入っている希少金属の量の差なのかもしれません。



沈みゆくツバルやキリギスに、NICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)が埋もれていたら、今頃、世界中がイの一番に助けている。

以上すべて、私の勝手な思い込みなんで、間違っていたらゴメンナサイ。
一郎さんより〜。

7/25 だまされ日記.お誂えのアライヘルメットの巻

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一郎さんがトライアルチャンピオンの時は、現職の白バイ警察官だったので他のモータースポーツ、例えばロードやモトクロスのライダーとはまったくお付き合いはありませんでした。というよりも、警察官や銀行員は不文律(そういう伝統)で「他の職業の人と深く付き合ってはならない」があります。

ですんで、女子警察官(婦警さん)で結婚なされている人で、旦那さんが警察官でなくて一般人というのはまず聞いたことがありません。婦警さんの旦那さんは、まず99%男子警察官です。
元国際A級チャンピオンの西元良太さんは千葉県警の警察官になり、ご結婚なさいましたが、お相手は当然のように婦警さんです。

今でも多分、あんまり他の職業のお方とはお付き合いダメダメだと思いますが、一郎さんの40年前は「警察官は警察官同士以外付き合うな」は、もっと徹底していました。
一郎さんはお見合い結婚ですが、そのお見合い相手も上司に報告して身元調査をする時代ですよ。だもんで、お付き合いの相手が警察官同士とか銀行員とかだと、身元調査がはぶける部分もあります。

蛇足ながら一郎さんのお見合い相手の条件は「背が高かったら誰でもいい」で、一郎さんの奥さん、つまり黒山選手のお母さんは黒山選手とほぼ同じ身長です。
という理由から、ロードの人とかモトクロスの人とかとはまったくゼロのお付き合いなし。

ところが黒山選手は、けっこうロードやモトクロスの各メーカーのライダーとお付き合いが盛んです。で、ロードやモトクロスのライダーの考え方を黒山選手はよく知っています。

いきなり本題、ロードやモトクロスのライダーの方が申すには「トライアルヘルメットをかぶると不安で恐ろしい」ですね。理由は簡単で「あごの部分がむき出しだから」です。
ロードのライダーで、あごの部分もおおっているフルフェイスを初めてかぶったのがジャコモ.アゴスチーニというのが本当なのかギャグなのかは知りません。

今現在、ロードやモトクロスのライダーのヘルメットはフルフェイス100%ですが、トライアルライダーはゼロ%ですね。この違いの理由は簡単で「トライアルに使えるフルフェイスヘルメットがない」という答え。

その昔のトライアルヘルメットは、頭の上にチョコンと乗せる「おわんタイプ」でした。このおわんヘルメットをかぶっていて転倒、木の枝がほっぺたを横から突き抜ける怪我をしたのが、あの「任侠.加藤文博」さん。
これが原因かどうか知りませんが、以後、トライアルは左右をおおうジェットヘルメットになり現在に至っているいきさつ。あごの部分の安全性は無視のまま。
 

  http://www.arai.co.jp/jpn/topics/arainews_hyper-t_pro.pdf


アライヘルメットが新タイプとして販売しております「ハイパーTプロ」は、トライアル専用ヘルメットで唯一あごの部分を完全にカバーしていますヘルメットです。このヘルメットさえかぶっていれば、しないで済むあごの怪我、それも大怪我をしないですんだんですが・・・・のライダー多数。

黒山選手の頭サイズはSで、そのお下がりを①番と②番がかぶっておりましたが、内装をぶ厚くしてもしょせんはスポンジだから、やっぱりブカブカしてかぶりごごち悪し。

はい、先行投資.先物買い.出世払いで帽体自体からSSSの小ぶりなハイパーTプロをアライヘルメットに作っていただきました。もち、あごのガード付きは当たり前です。



昔はシートベルトは強制ではなかったけど、法律改正で義務化されました。当初はシートベルトに違和感がありましたが、今はつけないと違和感があるほどです。

昔のテレビはすべて白黒でした。今のテレビしか知らないちびっ子どもは、昔の白黒画面を見ても「色が付いてない」とはびっくりはしません。テレビは画面を見るもので、色付きは二の次なのです。

蛇足ながら、私の時代はカラーとは言わずに天然色ですね。
映画も「総天然色」と「一部白黒」に分かれていました。日活ロマンポルノ映画のその前のポルノ映画の時代は、普通の服を着ているシーンは白黒で、ことが始まると天然色に変わり、ことが終わるとまた白黒に戻るというあんばい。
古きよき、昭和40年代初めまでのお話です。

さてこのあごカバー付き「ハイパーTプロ」ですが、初めてかぶって違和感はどうでしょうか。結論を先に書くと「すぐになれるし、次の日に“なし”をかぶると危険を感じる」のは、シートベルトと同じです。
アライヘルメットがかなりの年月をかけてテストした結果、ベストな形にベストな位置、大人の黒山選手も、まだ幼児体型の域を出ていないちびっ子どもにも、違和感はまったくなし。

まあすぐに「昔のヘルメットはあごカバーなしだったんだよね」の、昔話になりますって。

  1. 指飛び防止に後ろスプロケットチェーンカバーが義務化されました。
  2. 同じく指飛び防止に、後ろスプロケット穴あき禁止が義務化されました。
  3. バイク吹っ飛び防止に、磁石式キルスイッチが義務化されました。
  4. 油汚れ防止に、大会では整備用マットが義務化されました。

と同じく、まだ噂の域を出ませんが、風の便りにロードやモトクロスと同じく、この「あご付きトライアル用ヘルメット」も義務化の方向に進んでいるという話を聞いています。
でもまあ、義務化なんてかたぐるしい話はどこかへ置いておいて「一度使うともう戻れない」んで、いずれ皆さんお使いになると思いますよ。

脅しではありません。女子部をやっていた経験から「女子ライダーは100%お使いください」ね。女性のお顔は命です。命より大切なものはありません、です。

 

7/30 一郎さんのだまされブログ やっぱりAraiだ(;_;)

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以下はマミさんブログの丸写しですが、この②番陣選手の顔面激突現場をまともに見たので「皆さん、あごガードを必ずつけてくださいね」の再確認です。
けしてけして、アライヘルメットの季節契約の営業マンではありません。ですが今日の孫の転びからを見たら、恐ろしくて・・・・・・もう一度ご確認を〜です。

ステアケースを上がって勢いがつきすぎ、バイクの前タイヤがささって体だけハンドルの上から前方に吹っ飛ぶことはよくあります。これで運が良ければ体のどこかを打って「痛いだけ」で終わり。
顔面から飛んでいき、運悪くとんがった岩に顔からいったのが、その昔の全日本近畿猪名川大会の田中太一選手。はい、あごから唇から鼻にかけて、文章では表現するのもおぞましい、顔の形が変わるほどの大怪我をしました。

今日の②番の陣君、これとまったく同じ転び方をして顔面から行きました。「アッ!!」と思ったら、見事にあごガードにぶち当たり、次にヘルメットのひさしにあたり、体はエビ反りでSTOP。子供の中でも体の柔らかい部類の陣くん、何ともなかったのは、奇跡というよりつい1週間前から使い始めたあごガードヘルメットのおかげです。

以下、お母さんのマミさんのブログをお読みくださいね。

 

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やっぱりAraiだ(;_;)

最後は川からステアへ⤴💨

 

ここは✋ごめんね( ̄▽ ̄;)

陣くんだけで✋💧。。。

 

もしも……の時助けられるか自信がないので🙇💦

 

 

1発目の…陣くん∑(((((゚д゚;ノノ💦💦💦

わーぁーーーΣ(●д●)💦⤵

次にはいけたんですが✊🔥

この練習の4回目で、前の岩に顔面強打。。。

思いっきり突っ込んでいきました😭

 

なのに✋唇を少ーし擦りむいた程度でした!!!

 

 

やっぱり……ロックガードつけないと!!!です✋

 

もし…なかったら……っと想像するだけで

ゾッとします。。。

 

今頃……病院に行ってる……。。。

顔ぐちゃぐちゃに……なってる。。。

 

 

あらためてm(_ _)m💧。。。

 

 

Araiヘルメットさんに……感謝です。。。

 

 

……ありがとうございました(´;ω;`)♥

8/11 だまされ日記 ラストさむらいの始動です

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はじめにおわび、写真のすべて、ピントが合っておりませんことをお許しください。

ラストさむらい、③番の太陽(たお)くん幼稚園年長さん5歳、ついにバイクトレーニングの始動です。
①番と②番、自転車トライアルバイクはそれぞれ持ってはおりますが、もう最近はまったく足がわりにも乗ろうとはしません。
それはそうで、自転車で坂道を必死こいて登っていたのを、エンジン付きでいとも簡単楽チンに登ることを知ったらもうダメですね。

③番もまだ体が小さいから「バイクは無理」と自分自身で納得していたみたいだったけど、兄貴二人が大きなバイクに乗り換えて、大きなお兄ちゃんといっしょのことをいっしょに練習しているのを見たら、「僕もバイクに乗るぅ〜」と言いだして自転車は終わり。

兄貴二人に比べると相当に年齢前倒しですが、芸事技事、つまりトライアルは機械の操縦ごっこなんで「始めるのが遅いよりも早い方がいい」で、世界チャンピオン目指してバイク練習の開始始動です。
兄貴二人と同じく、まずはのバイクはナンバー付きSUZUKIちょい乗りでお始め。



ノークラッチ&ノーチェンジのオートマバイクですが、まずはこれでしっかりとアクセルワークとバランスと、「エンジン付きバイクとななんぞや」のお勉強から
始めます。



最初は自動車学校みたいなきれいな道路で乗せるのが本筋ですが、目標は「悪い道」ですんで、最初からいきなり裏山の獣道にちかい山道に連れて行き乗せます。
「無免許運転で絶対に捕まえちゃる」と、元白バイ警察官が
現役に戻ったつもりで交通切符を持って待ちかまえても「この道は無免許運転にならんね」の山道ですのでご安心を。



ヘルメットはかぶらせていますが、半そで半ズボンで膝当て肘当てはなし。似たような内容のスポーツなんだけど、ラクビーはアメリカンフットボールのような重装備ではやりませんよね。
同じように「トライアルはモトクロスのような重装備でやるモータースポーツではない」の考え方から、スタートから軽装備で乗せます。
「転んで怪我したらどうするの」は「それはあきらめます」で、痛い目にあったら痛い目にあわないように体が覚えますって。



太陽(たお)くんも「これ以上、早く走ったら転ぶ」とそんなには早く走りませんので、日頃、山道を走る「トレールラン」で鍛え上げている二郎お父さんが横についていっしょに走ります。

まだまだ止まったら足をついて自分ではバイクは支えられないのですが、あと1カ月ほどはこのバイクで「走る山道」だけレベルアップしていくトレーニング。
このスクーターで「エンジンうんぬん」を体で覚えた頃に、兄貴のお下がりのHONDA.RTL50Sのクラッチ&チェンジ付きの本格的トライアルバイクに乗り換える作戦です。

すべてがそうだとは申しませんが、素質うんぬんよりも、そりゃあんた「三人男兄弟の3番目」でしょう、負けん気だけを見ても凄いですよ。

 

6/13 この頃のガキは木登りをせん

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昭和30年代、一郎さんの小学生時代は木登りはメジャーな遊びでした。親から注意された事はだた一つ「柿の木ば、いきなり折れるけん注意しとかないけんよ」だけです。柿の枝は「柳に枝折れなし」ではないのです。
うちの工場の目の前には柿の木が生えていて、ご覧の通りの大きさで、木登りには快適です。でも、残念ながら渋柿です。

ガキ一人ならどの枝にぶら下がっても折れたりはしませんが、何人かで同じ枝にぶら下がり、反動をつけるといきなり折れます。この「いきなり折れる」のがいかんのやね。メキメキバキバキと、ゆっくり垂れながら折れてくれればいいんやけど。
先日も3人が一本に同時にぶら下がって「バキッー!!」って折れて3人ともに落ちましたが、下が芝生みたいな雑草の生えた斜面になっていますので、転がって「あ〜痛かった」で終わりです。

でもやっぱり危ないのは危ないので、ぶら下がりそうなの折れそうなの、には補強のロープを上の枝に絡ませて吊り強化対策をしています。
曰く、ぶら下がっても今までみたいに「ビョヨ〜ン」ってならないから面白くないんだって。
でもでも子供は遊びの天才で、この吊り下げ補強麻ロープを使ってターザンしたり、よじ登りでまた遊んでいる。

でもまあ、こうなるよりはマシやろうが、ということで納得させています。



この写真は今年の1月のもので、左の女の子は自宅横のまさに柿の木の枝折れで落ちて肘を骨折、2番の陣は木から落ちてはいませんが、練習中にバイクが竿立ちになって左に倒れてヒビが入ったもの。同じクラスの同級生同士です。

お互いに隣の席同士で、口ではどちらも「きらい」と申しておりますが、さて本心はどうでしょうか。

一郎さんより


師匠はBOOKsなのだ

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なんども自己紹介している通り、一郎さんは最終学歴が大阪府警察学校/柔道部です。もちろん高校は威風堂々の卒業なんですが、その福岡県の高校も筋金入の普通高校普通科で、工業系ではありません。
でも、現在の職業は「機械屋」です。

関東のあるバイク屋さんのKさんやYさんは「千葉工業大学卒」とか「国立高専卒」とか、関西のバイク屋さんのAさんは「工業高校/機械科卒」とか聞きますが、基礎から機械的知識を教えてもらえるんでうらやましい限りですね。
実は一郎さん、山口県の宇部国立高専機械科にも合格していたんだけど、ここはパスして普通高校へいったいきさつ。いまのお仕事のことを考えると高専へ行っておいたらよかったかもしれない。
でも、こればっかりは、後から思う歴史ですのでどうにもならず。

一郎さんの今の技術は、人のやっていること(特に外人のメカニックやBetaMotorの金型職人)を「見て盗む」をやって覚えはしましたが、学問的機械的に正しい数字的基礎知識は、見て盗むで覚えることは無理。やっぱり、頼りは「専門本」の文字数値ですね。

写真の専門本群が一郎さんの先生ですが、本に載っている技術的な腕前やり方や方法のことはすでにやっている内容で、「何故、そうしないといけないのか」は理解せずにやっており、本に載っていること読むことで、頭で理解します。

その筋の人に言わせると、これらの本は専門書ではなくて「初心者用の入門書だ」でしょうけど、一郎さんにとっては十分に専門書です。
その昔にNHKでやっていた「セサミストリート」と同じですね。
経験上、体で覚えていることは応用が利かず、頭で理解してやっている事は応用が利くのですよ。

これらの本はほとんどが工業高校や専門学校の基礎本として配布されているものなんですが、真ん中付近にある「ミニ旋盤を使いこなす本/基礎編/応用編」の2冊は、久島諦造さんという大正10年生まれの人が書いた解説本で、今はプレミアがついてだいたい1冊2万円前後で売り買いされている貴重な本ですね。

柔道に熱中していた頃、柔道の解説本も多く読んで、例えば「背負い投げのかけ方」なんて空覚えができるくらいに覚えて、練習でかけてみたけどひとつもかからず。でも、この本を読んで実際に機械でやってみると、見事にその通りにやれて芸術祭参加作品がきれいに出来上がる。

「素質のあるかないかどうか」が、専門本読んでやってみて柔道やるのと機械をいじくるのと、いとも簡単に分かりますよね。

本を読まなくてもできる人は素質があるからで、でもその素質をもっと伸ばそうと思えば、本を読まないとそれ以上は伸びません。
「文字は証拠として残る」から、こういった専門本に書いていることは正しいと理解してお勉強に励みましょう。

でもでも、私の書いた文章も証拠として残っているけど、「あれは酔った時に書いた」と逃げ道も作ってあるんで、あんまり信用せん方がよかばいね。

一郎さんより

6/27 だまされ日記.初めての工具

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1950〜1960年、当時PENENSという工具メーカーのCHICAGO工場で作られたものらしいです。


challengerというのは、軍需工具シリーズの商品名らしいです。トヨタとダイハツがグルのように、PENENSという工具メーカーからスタンレーとプロトに分かれていますが、この二つは今もグル企業ですね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今、こんな生業(なりわい)をするとは思いもしなかった柔道に明け暮れていた高校2年の時に、当時、何故か使いもしないのに手に入れたモンキーレンチです。
私が今持っている最古参の現役工具ですね。

福岡県北九州の西側に「遠賀川(おんががわ)」というけっこう大きな川が流れています。この上流に筑豊炭田という石炭のとれる一大炭田があり、その下流には八幡製鉄所(現.新日鉄)があり、戦前は日本一の「石炭産地/製鉄業」で栄えました。

鉄鉱石から鉄のみを取り出すためには、コークス(触媒)が必要です。コークスは石炭を蒸し焼きにして作ります。ですので、鉄を作るには石炭が必要で、その石炭を運んでくるルートも「簡単で近いこと」の利便性が求められます。

産地から大量の石炭を船に乗せて川で製鉄所まで運ぶ、その川が遠賀川というわけ。
荒くれ者のことを、この辺では「川筋もの」と言いまして、山口組の神戸と同じく、船から荷下ろしをするお仕事は当時は「体勝負」です。
あの我らが健さんもこの遠賀川近辺の出身で、そのイメージで生涯を通しました。

遠賀川が玄界灘の海に繋がる部分(デルタ)の一帯の地名を「芦屋」と言いまして、この芦屋には戦前から陸軍の飛行場がありまして、戦後は進駐軍(アメリカ軍)が使い、現在も自衛隊が駐留しています。だから芦屋飛行場は今も現役です。

今はアメリカ軍は撤収していますが、私の高校時代には進駐軍としてアメリカ兵が駐留繁栄し、多くの日本人を雇用していましたが、柔道部の同級生の父親がその芦屋基地の「米軍飛行機の整備士」をしていました。

芦屋飛行場で、左上が玄界灘で右上が遠賀川です。小さな小さな飛行場ですね。


その同級生はN君と言いますが、学校の食堂の昼食とか、練習帰りのお好み焼きとか、私がよくおごってやっていまして「おい、お前も何か俺にせんか」で、お礼に頂いというか取り上げたのが、このモンキーレンチといういきさつ。
もちろん、家に置いてある父親の工具箱から黙って持ってきたものです。

何故、飯をおごったお礼がモンキーレンチなのかは記憶になし。
柔道をするために大阪に出てきたのに、何故、このモンキーレンチも持ってきたのかも記憶になし。

日本ではモンキーレンチという言い方をしますが、これの意味は「猿の工具」ではなくて、アメリカ人のチャールズ.モンク(MONCKE)さんが発明した工具で、モンクがなまってモンキーになったそう。
ちなみにヨーロッパでは「アジャスタブル.レンチ」という名前で売っていましたよ。

各国の工具屋さん巡りもしましたが、アメリカはSTANLEY(スタンレー)とPROTO(プロト)、ドイツはHAZET(ハゼット)、フランスはFACOM(ファコム)、スエーデンはBAHCO(バーコ)、イタリアはBETA(ベータ)、スペインはIRAZOLA(イラゾラ)がメインで並べてありました。
でも、たまたま入った工具屋さんが、それぞれのメーカーの特約店だったかもしれませんので、それなりに解釈してくださいね。

一郎さんより

7/7 だまされ日記.その昔のKTC工具

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前回と同じネタですみません。この工具のことを「両口メガネレンチ」と申します。
これはインチサイズでアメリカ仕様ですが、民間人レベルの使用範囲では5/8は15ミリ角で使え、反対側の11/16は17ミリ角で使えます。



KTCも会社創立時はこの通り、マル京印にKYOTO KIKAI CO.LTD が正しい刻印です。国産KTC工具で「漢字」の入っているのは、今は京都のKTC工具博物館に行かないともう見られないかもしれません。

 



NICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)は、三つともに合金元素希少金属で「強度を上げ/しなりを出す」工具鋼に混ぜる三種の神器ですね。



一郎さんが白バイに乗り始め、トライアルを安全運転の訓練の一環として始めた、今から44年前のお話。

初めて買ったトライアルバイクHONDA.バイアルスTL125の整備や部品交換修理をするのに車載工具レベルではどうにもなりません。
当時、私の知りえた範ちゅうの工具は「KTCとTONE」の二つしかなくて、KTCはどこの金物屋さんでも売っているメジャーな国産工具メーカーでしたけど、TONEはホンダ白バイの特殊部品専門工具として出入りの警察御用達のバイク屋さんが持っていたので知っていました。

当時は工具といえば誰も彼もどこもKTC一本で、KTCとは「京都機械工具(KYOTO TOOL Co Ltd → KTC)」のこと。
ですが、京都だから冠にKがついているKTCうんぬんは、今だから知っていることで当時は知るよしもなし。
すなおに何も考えず工具を買ったら、KTCマークが入っていたというのを覚えているだけの話。

話は前後しますが、この時点で買った工具にはすでにKTC刻印で、本題の「マル京印にKYOTO KIKAI CO.LTD」なんていう刻印は打ち込んであるはずはなし。

さて、小谷重夫って知っていますか。私と同世代の名選手で全日本2勝をあげている往年の名スター選手です。記憶ではランキング3位までいったライダー。
162センチの私よりももっと小柄で、生涯HONDA一本道、当時からアライヘルメットをかぶって正面にマル重マークの選手ですよね。
今、国際A級の全日本で出てもポイントがとれるかとれないか付近、鳴かず飛ばずの小谷一貴のお父さんでもあるのですが、この小谷さんが高校生の頃のお話。

初めて買った新車トライアルバイクがHONDA.バイアルスTL125と書きましたが、125ではまともに戦えないとさとって、次に出たばっかりのYAMAHA.TY250Jの新車を買いました。出たばっかりだから新車しかなくて、だから新車です。2台も新車買って公務員警察官は、お金持ちというわけではありません。

お金で成績が買えるのなら出します、の考えは今もあるけど、こうして思うに駆け出しの頃からそうだったんですね。
この柔道着を着たら勝てる、というのはないけど、モータースポーツはあるのです。

出来たばっかりの京都/亀岡トライアルランドのオーナーの森至布(よしのぶ)さんから「黒山さん、亀岡高校の学生さんでトライアルバイクを探しているのがいるから、持っているバイアルスTL125を安く売ってあげてやらんね」と、アドバイスあり。
2台も持っていても仕方がないから、新車同然のバイアルスTL125を12万円でその高校生に売りさばきましたが、亀岡高校のその学生さんが小谷重夫さんだったという次第。

で、この小谷さん高校を卒業して就職しましたが、その就職先が京都工具KTCという流れ。
「おい小谷、バイアルス125を安う売ってやってんや、会社の工具の試供品か何かいらんものもってこんかい」と、警察職務命令。
「あい〜」っと、まだ小僧だった小谷さんが会社から持ち帰ったのが、この写真のインチサイズの両口メガネレンチといういきさつ。

「おい小谷、なんや外国サイズで使えんやんか」と文句を言うと、「黒山はん、少しだけ幅が違うけど15ミリと17ミリで使えるさけ〜に」と、京都/亀岡弁で返事をしていたのを鮮明に覚えてる。

はい、この小谷さん、国道9号線沿いにある一等地で「小谷スーパーネッシー」というバイク屋さんの大将をなされてご健在、頑張っておられますよ。


元フアンの皆様、ご安心を〜♪

一郎さんより

7/17 だまされ日記.希少金属

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3回続けて工具ネタですみません。
この工具のことを「両口メガネレンチ」と申します。…なんて前回に書きました。



この工具にはNICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)が入っていて、三つともに合金元素希少金属で「強度を上げ、しなりを出す」為に工具鋼に混ぜる三種の神器ですね。…なんて書きました。

今、中東がすごくもめています、というより、昔からここは欧米の各国強国が口を出し首を差し込んでてんやわんやです。
今、北朝鮮がもめています。弾道ミサイルの打ち上げや核開発、これを「やめんかい」とアメリカとロシアと中国が口を出し、首を突っ込んでてんやわんやです。

でも地球上には、アフリカや中南米なんかにも、多数、もめている国がたくさんあるのに欧米の各国強国は知らんふり、見て見ぬふりを決め込んでいます。
南の太平洋、ツバルやキリギスは海面上昇で国土自体がなくなる危険性があるのに、もちろん知らんふり。
「この差はなんでしょうか」と思うと、池上彰さん風に「いい質問」なんですが、答えは単純に「その国に使える資源があるかないか」の、違いだけ。

太陽光発電や風力発電やうんぬん申しましても、まだまだ世界を動かしているのは「石油」です。
砂漠の中をゆったりとラクダの隊列が並んで旅をするイメージの中東ですが、いかんせん掘れば石油が出てくるもんだから欧米の各国強国は、なんとか関係をもち自分のものにしたいわけ。

パソコンや携帯機器はその昔はなかったけど、今、世界の通信はパソコンや携帯がなかったら終わります。
人工衛星もロケットも電波の送受信がなければ飛びません。
詳しくは知らないんだけど、この電気機器の中身に電子材料として「白金コバルトなんかの希少金属(レアメタル)」がないと作れないと聞きます。
どこにどう使うのかは、まったく知りません。

このレアメタルの埋もれている国々には、同じく、以下の鉱物も埋まっているのです。

木や石の武器しかない部族を制圧したのは「鉄の武器」です。鉄は硬いのですが、その鉄に合金元素を添加してやるともっと硬くてしなりがあって折れない「H鋼」に変化し、武器になるのです。
この合金金属、武器でなくて金属加工機械や工具だけに関しても、NICKEL(ニッケル)、CHROME(クローム)、VANADIUM(バナジウム)の三つを鉄に混ぜて作ると、世界を制覇できるのです。

はい、北朝鮮には大量の希少金属や鉄を鋼に変化させる合金金属が、たくさん埋まっているのです。
北朝鮮には、この希少金属を掘り出し精製して使えるようにするまでの技術をまだ持ち合わせていません。埋もれたまんま、です。
だから石油と同じく、ロシアもアメリカも中国もなんとか北朝鮮と関係を持ち、自分のものにしたいわけ。

今の工具は「デザインや使いかって」は昔のに比べて格段に上です。
でも、緩まないボルトを無理やりゆるめると、工具の方がなめてしまって角が削れてしまう事がよくあります。

無骨な使い勝手の悪い昔の工具の方が強度がありまして、この写真工具のような昔のは、まず頑丈で重いですね。
多分これは、金属の中に入っている希少金属の量の差なのかもしれません。



沈みゆくツバルやキリギスに、NICKEL(ニッケル)-CHROME(クローム)-VANADIUM(バナジウム)が埋もれていたら、今頃、世界中がイの一番に助けている。

以上すべて、私の勝手な思い込みなんで、間違っていたらゴメンナサイ。
一郎さんより〜。

7/25 だまされ日記.お誂えのアライヘルメットの巻

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一郎さんがトライアルチャンピオンの時は、現職の白バイ警察官だったので他のモータースポーツ、例えばロードやモトクロスのライダーとはまったくお付き合いはありませんでした。というよりも、警察官や銀行員は不文律(そういう伝統)で「他の職業の人と深く付き合ってはならない」があります。

ですんで、女子警察官(婦警さん)で結婚なされている人で、旦那さんが警察官でなくて一般人というのはまず聞いたことがありません。婦警さんの旦那さんは、まず99%男子警察官です。
元国際A級チャンピオンの西元良太さんは千葉県警の警察官になり、ご結婚なさいましたが、お相手は当然のように婦警さんです。

今でも多分、あんまり他の職業のお方とはお付き合いダメダメだと思いますが、一郎さんの40年前は「警察官は警察官同士以外付き合うな」は、もっと徹底していました。
一郎さんはお見合い結婚ですが、そのお見合い相手も上司に報告して身元調査をする時代ですよ。だもんで、お付き合いの相手が警察官同士とか銀行員とかだと、身元調査がはぶける部分もあります。

蛇足ながら一郎さんのお見合い相手の条件は「背が高かったら誰でもいい」で、一郎さんの奥さん、つまり黒山選手のお母さんは黒山選手とほぼ同じ身長です。
という理由から、ロードの人とかモトクロスの人とかとはまったくゼロのお付き合いなし。

ところが黒山選手は、けっこうロードやモトクロスの各メーカーのライダーとお付き合いが盛んです。で、ロードやモトクロスのライダーの考え方を黒山選手はよく知っています。

いきなり本題、ロードやモトクロスのライダーの方が申すには「トライアルヘルメットをかぶると不安で恐ろしい」ですね。理由は簡単で「あごの部分がむき出しだから」です。
ロードのライダーで、あごの部分もおおっているフルフェイスを初めてかぶったのがジャコモ.アゴスチーニというのが本当なのかギャグなのかは知りません。

今現在、ロードやモトクロスのライダーのヘルメットはフルフェイス100%ですが、トライアルライダーはゼロ%ですね。この違いの理由は簡単で「トライアルに使えるフルフェイスヘルメットがない」という答え。

その昔のトライアルヘルメットは、頭の上にチョコンと乗せる「おわんタイプ」でした。このおわんヘルメットをかぶっていて転倒、木の枝がほっぺたを横から突き抜ける怪我をしたのが、あの「任侠.加藤文博」さん。
これが原因かどうか知りませんが、以後、トライアルは左右をおおうジェットヘルメットになり現在に至っているいきさつ。あごの部分の安全性は無視のまま。
 

  http://www.arai.co.jp/jpn/topics/arainews_hyper-t_pro.pdf


アライヘルメットが新タイプとして販売しております「ハイパーTプロ」は、トライアル専用ヘルメットで唯一あごの部分を完全にカバーしていますヘルメットです。このヘルメットさえかぶっていれば、しないで済むあごの怪我、それも大怪我をしないですんだんですが・・・・のライダー多数。

黒山選手の頭サイズはSで、そのお下がりを①番と②番がかぶっておりましたが、内装をぶ厚くしてもしょせんはスポンジだから、やっぱりブカブカしてかぶりごごち悪し。

はい、先行投資.先物買い.出世払いで帽体自体からSSSの小ぶりなハイパーTプロをアライヘルメットに作っていただきました。もち、あごのガード付きは当たり前です。



昔はシートベルトは強制ではなかったけど、法律改正で義務化されました。当初はシートベルトに違和感がありましたが、今はつけないと違和感があるほどです。

昔のテレビはすべて白黒でした。今のテレビしか知らないちびっ子どもは、昔の白黒画面を見ても「色が付いてない」とはびっくりはしません。テレビは画面を見るもので、色付きは二の次なのです。

蛇足ながら、私の時代はカラーとは言わずに天然色ですね。
映画も「総天然色」と「一部白黒」に分かれていました。日活ロマンポルノ映画のその前のポルノ映画の時代は、普通の服を着ているシーンは白黒で、ことが始まると天然色に変わり、ことが終わるとまた白黒に戻るというあんばい。
古きよき、昭和40年代初めまでのお話です。

さてこのあごカバー付き「ハイパーTプロ」ですが、初めてかぶって違和感はどうでしょうか。結論を先に書くと「すぐになれるし、次の日に“なし”をかぶると危険を感じる」のは、シートベルトと同じです。
アライヘルメットがかなりの年月をかけてテストした結果、ベストな形にベストな位置、大人の黒山選手も、まだ幼児体型の域を出ていないちびっ子どもにも、違和感はまったくなし。

まあすぐに「昔のヘルメットはあごカバーなしだったんだよね」の、昔話になりますって。

  1. 指飛び防止に後ろスプロケットチェーンカバーが義務化されました。
  2. 同じく指飛び防止に、後ろスプロケット穴あき禁止が義務化されました。
  3. バイク吹っ飛び防止に、磁石式キルスイッチが義務化されました。
  4. 油汚れ防止に、大会では整備用マットが義務化されました。

と同じく、まだ噂の域を出ませんが、風の便りにロードやモトクロスと同じく、この「あご付きトライアル用ヘルメット」も義務化の方向に進んでいるという話を聞いています。
でもまあ、義務化なんてかたぐるしい話はどこかへ置いておいて「一度使うともう戻れない」んで、いずれ皆さんお使いになると思いますよ。

脅しではありません。女子部をやっていた経験から「女子ライダーは100%お使いください」ね。女性のお顔は命です。命より大切なものはありません、です。

 

7/30 一郎さんのだまされブログ やっぱりAraiだ(;_;)

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以下はマミさんブログの丸写しですが、この②番陣選手の顔面激突現場をまともに見たので「皆さん、あごガードを必ずつけてくださいね」の再確認です。
けしてけして、アライヘルメットの季節契約の営業マンではありません。ですが今日の孫の転びからを見たら、恐ろしくて・・・・・・もう一度ご確認を〜です。

ステアケースを上がって勢いがつきすぎ、バイクの前タイヤがささって体だけハンドルの上から前方に吹っ飛ぶことはよくあります。これで運が良ければ体のどこかを打って「痛いだけ」で終わり。
顔面から飛んでいき、運悪くとんがった岩に顔からいったのが、その昔の全日本近畿猪名川大会の田中太一選手。はい、あごから唇から鼻にかけて、文章では表現するのもおぞましい、顔の形が変わるほどの大怪我をしました。

今日の②番の陣君、これとまったく同じ転び方をして顔面から行きました。「アッ!!」と思ったら、見事にあごガードにぶち当たり、次にヘルメットのひさしにあたり、体はエビ反りでSTOP。子供の中でも体の柔らかい部類の陣くん、何ともなかったのは、奇跡というよりつい1週間前から使い始めたあごガードヘルメットのおかげです。

以下、お母さんのマミさんのブログをお読みくださいね。

 

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やっぱりAraiだ(;_;)

最後は川からステアへ⤴💨

 

ここは✋ごめんね( ̄▽ ̄;)

陣くんだけで✋💧。。。

 

もしも……の時助けられるか自信がないので🙇💦

 

 

1発目の…陣くん∑(((((゚д゚;ノノ💦💦💦

わーぁーーーΣ(●д●)💦⤵

次にはいけたんですが✊🔥

この練習の4回目で、前の岩に顔面強打。。。

思いっきり突っ込んでいきました😭

 

なのに✋唇を少ーし擦りむいた程度でした!!!

 

 

やっぱり……ロックガードつけないと!!!です✋

 

もし…なかったら……っと想像するだけで

ゾッとします。。。

 

今頃……病院に行ってる……。。。

顔ぐちゃぐちゃに……なってる。。。

 

 

あらためてm(_ _)m💧。。。

 

 

Araiヘルメットさんに……感謝です。。。

 

 

……ありがとうございました(´;ω;`)♥

8/11 だまされ日記 ラストさむらいの始動です

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はじめにおわび、写真のすべて、ピントが合っておりませんことをお許しください。

ラストさむらい、③番の太陽(たお)くん幼稚園年長さん5歳、ついにバイクトレーニングの始動です。
①番と②番、自転車トライアルバイクはそれぞれ持ってはおりますが、もう最近はまったく足がわりにも乗ろうとはしません。
それはそうで、自転車で坂道を必死こいて登っていたのを、エンジン付きでいとも簡単楽チンに登ることを知ったらもうダメですね。

③番もまだ体が小さいから「バイクは無理」と自分自身で納得していたみたいだったけど、兄貴二人が大きなバイクに乗り換えて、大きなお兄ちゃんといっしょのことをいっしょに練習しているのを見たら、「僕もバイクに乗るぅ〜」と言いだして自転車は終わり。

兄貴二人に比べると相当に年齢前倒しですが、芸事技事、つまりトライアルは機械の操縦ごっこなんで「始めるのが遅いよりも早い方がいい」で、世界チャンピオン目指してバイク練習の開始始動です。
兄貴二人と同じく、まずはのバイクはナンバー付きSUZUKIちょい乗りでお始め。



ノークラッチ&ノーチェンジのオートマバイクですが、まずはこれでしっかりとアクセルワークとバランスと、「エンジン付きバイクとななんぞや」のお勉強から
始めます。



最初は自動車学校みたいなきれいな道路で乗せるのが本筋ですが、目標は「悪い道」ですんで、最初からいきなり裏山の獣道にちかい山道に連れて行き乗せます。
「無免許運転で絶対に捕まえちゃる」と、元白バイ警察官が
現役に戻ったつもりで交通切符を持って待ちかまえても「この道は無免許運転にならんね」の山道ですのでご安心を。



ヘルメットはかぶらせていますが、半そで半ズボンで膝当て肘当てはなし。似たような内容のスポーツなんだけど、ラクビーはアメリカンフットボールのような重装備ではやりませんよね。
同じように「トライアルはモトクロスのような重装備でやるモータースポーツではない」の考え方から、スタートから軽装備で乗せます。
「転んで怪我したらどうするの」は「それはあきらめます」で、痛い目にあったら痛い目にあわないように体が覚えますって。



太陽(たお)くんも「これ以上、早く走ったら転ぶ」とそんなには早く走りませんので、日頃、山道を走る「トレールラン」で鍛え上げている二郎お父さんが横についていっしょに走ります。

まだまだ止まったら足をついて自分ではバイクは支えられないのですが、あと1カ月ほどはこのバイクで「走る山道」だけレベルアップしていくトレーニング。
このスクーターで「エンジンうんぬん」を体で覚えた頃に、兄貴のお下がりのHONDA.RTL50Sのクラッチ&チェンジ付きの本格的トライアルバイクに乗り換える作戦です。

すべてがそうだとは申しませんが、素質うんぬんよりも、そりゃあんた「三人男兄弟の3番目」でしょう、負けん気だけを見ても凄いですよ。

 


おめでとうございます

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明けましておめでとうございます

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’18年、明けましておめでとうございます。

一新、ホームページ新しくしましたので、より、ご覧、応援お願いいたします。

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こんなん出てきました

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「初心忘れずハングリーに」は言い古された言葉ですが、イチローさんの独身25歳、第6回全国白バイ大会の最終種目スラーロームの勇姿。この大会まではステップをガリガリこすっても減点にはなりませんでした。

 

 

MFJ公認.1/3.岡山県大会.倉敷.粒江のご報告

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<MFJ公認.1/3.岡山県大会.倉敷.粒江会場>

 

’18年も明けまして、さっそくの①回目の大会報告です。1月3日にもかかわらず「91名」のお方がお集まりになり、それはそれはけっこうな“にぎわいのある大会”でしたよ。

 

●成績

 

おかげさまで、黒山少年部の上二人が由緒正しいMFJライセンスを取得いたしまして、初めての公式戦参戦です。

黒山チーム少年部の最大目標は、今年11月に愛媛県で行われますグランドチャンピオン大会(国内A級日本一決定戦)に出場し、あわよくば10位以内入賞で国内A級を飛び越して国際B級特別昇格をもくろんでいます。

 

このグラチャン出場のためには「国内B級で1点でいいからポイントゲット」が条件ですが、今回の初戦公式戦で弟の陣が優勝10点ゲット、兄貴の陸が10位で1点ゲットで、まずは最初の関門を無事に突破いたしました。

 

 

1位 黒山 陣(小2) 0点 →ポイントゲット10点

2位 中学生と思う 1点

3位 高校生と思う 2点

4位 おじさん 4点

10位 黒山 陸一(小4) 12点 →ポイントゲット1点

32位 ドベのおじさん 55点

 

心なしか「こんなチビに負けて、くそう〜」が、顔に出ております2位と3位の若者二人。

 

 

●二人のライディング

 

小4と小2の長男と次男ですが、共に現在は身長がほぼ同じです。これは兄貴は小4の平均で小さいわけではなくて、弟がでかすぎるのですが、同じ身長でもこの同じ場所のちょっとした段差越えで、その乗り方の違いがわかります。

 

兄貴の顔の位置は、ほぼハンドルの真上ですね。

 

でも弟は明らかに顔の位置はハンドルより後ろです。

 

 

黒山選手が二人を見ていつも言うことは「弟の方がいつも後ろに乗っている」「だから何もしなくても登りでもなんでもグングンバイクが前へ行く」ですね。これはもう、持って生まれてきた部類に入り、いくら練習しても後からはなかなか身につきません。

 

これって、その昔にイチローさんが研究していた「体後ろ残し法」ではありませんか。現在、つま先乗りと体後ろ残し法は過去の遺物となり話題にも登らなくなりましたが、陣くんの証拠写真を見ればわかりますが、見事に「つま先乗りと体後ろ残し」の両方を小2のくせに最初からやっているのです。

 

●きれいどころクラスの新設

 

MFJトライアル委員長の西さんの「これからは子供と女子に力を入れる」の提案のとおり、中国地区では今年から県大会に限って「レディスクラス」が新設されました。

今やオリンピックの代表選考大会にまで成長した大阪女子マラソンも、その創設期には「女子で42.195K走れるのなら誰でもいい」が参加条件でスタートしましたように、このレディスクラスもまずは「スタートを切る」ことが一番大切ですね。委員長の西さんの尽力のたまものです。

 

写真の外人の女子はブラジル人の方でジェシィカさん。トライアル歴は4年くらいだけど日本に来てまだ4ヶ月くらいだそう。ブラジルはポルトガル語ですが、イチローさんスペイン語とイタリア語は少しだけ話せるのでお話をしたけど、日本に来てビックリしたのは「裕福な服を着た子供たちが外で遊んでいること」だそう。

ブラジルは貧富の差が激しくて、金持ちの子供はすぐに誘拐されるので絶対に外で遊んでいない、とのこと。

 

もちろん日本の男性と既婚で、ご主人のお仕事で当分は日本にお住まいで、現住所は愛知県の岡崎だそうですが、ご主人の本家が愛媛県で現在里帰りの最中とのお話。

娘の和江ちゃんも少しお話していたけど「ラテン系の人はすぐにアミーゴになれるって本当やね」と申していました。

 

 

きれいどころと言うか、愛嬌よいどころの愛嬌良子さんです。メーテルさんは「愛想笑い」だったけど、この方は「愛嬌よし」でしたね。

女子部8人の面倒を5年間チームを作ってやったイチローさんの経験でいうと、「男は度胸、女は愛嬌」で、まさにその通りです。

 

 

●年始のチームご挨拶

 

いよいよ年も明けて、黒山選手の言わずもがなのチャンピオン奪還V12と、ガキ二人のグラチャン10番以内入賞の、2大目標に向けての大勝負が始まりました。

 

①よい大会を開催する

②よいバイクを作る

③よいライダーを育てる

 

の三つが卍模様に絡み合わないと、トライアルは盛り上がりません。このうちの「③よいライダーを育てる」を我らが黒山チームが担当しますので、乞うご期待、よろしく応援お願いいたします。

 

(株)黒山レーシング/Manager:黒山一郎

 

 

スコルパとガスガス・ランドネ125用 140ccボアアップKitのお知らせ

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Kit部品を見直し値下げを実現。

スコルパとガスガス・ランドネ125用

140ccボアアップKitのお知らせです。

 

 

スコルパ/ガスガス・ランドネ用140ccボアアップKit

Kitパーツ一式 ¥44,000(税別)

工賃¥8,000(税別)〜(弊社工場で組込の場合)


 

A - 4st125の「ボアアップは140ccまで」が定説で、これ以上になると吸気系や排気系も合わせて変更する必要が出てきます。つまり140までだったら、キャブレターのセッティングを含めて、他、すべてが125のままでOKで、力だけ強くなるという性能です。

B - このボアアップシリンダーは正確に正しく言いますと「139.6cc」でして、この範囲の穴(スリーブ)の広げでしたら耐熱&耐久性はスタンダードとまったく同じです。

C - ボアアップしたとはいえ、どだい140に低速トルクを求める方が無理で、「回転を上げて力を出す」方向性能のために、ハイカム、つまり「より多くガソリンを供給して、より多く燃えカスを出す」性能のカムシャフトに交換した方が、140の性能をより高回転と高トルクに引き上げます。

D - カムシャフトの回転に連動して吸気と排気のバルブが上下して、燃焼室のフタを開け閉めしているわけですが、ハイカムを入れるとこのバルブの動きがより多くより早く上下するようになりますので、当然、バルブを押さえつけているスプリングもより強い強化スプリングに交換する必要があります。

E - 4stの場合は、クランクケースの中に溜まる内圧(ピストンが下に下がる時の圧縮)も早く多く抜いてやらないと、回転の上がり方に無理がきますし、4st特有のエンジンブレーキもより強くなり、乗りつらいものです。

F - オイル給油口の部分に、ブリーザホースを追加します。

 

●ボアアップKit内容

 

①140ccボアアップKit(シリンダー、ピストン、リング、上下ガスケット、他一式付き)・スペイン製/黒山レーシングで耐久性能テスト、二郎メカがまだまだ現在進行中。トライアル練習中はいつもぶん回して乗っていますが、同じシリンダーに3年乗って未だにパワーの低下はありません。(写真下/上下ガスケット)

 

②ハイレシオカムシャフト・スペシャルパーツ武川製/小排気量4stのカスタムパーツといえば武川です。能書き必要なし、です。

 

③イン側アウト側強化バルブスプリング→USヤマハ、アメリカ製/ハイカムに交換したらバルブの上下動が忙しくなります。そのバルブを押し戻すスプリングも強いものに交換して当然。

 

④イン側アウト側バルブシール→ヤマハ純正部品/バルブ系をいじったら、漏れていなくてもオイル漏れを防ぐシールの新品交換は当たり前。

 

⑤給油口に取り付ける内圧抜きホース。黒山オリジナル製/高回転4stに内圧抜きホース追加は当たり前。この追加だけで、上がストレスなしに気持ちよく回ります。

 

●①〜⑤すべて込みKit 計44,000円(税別)

※Kitまとめての販売のみで、①〜⑤のばら売りは不可。

●エンジン単体で送ってきた場合のKit交換工賃

→8,000円(税別)

●バイク持ち込みの場合のKit交換工賃

→18,000円(税別)

※交換工賃の中に燃焼室クリーニングとインアウトのバルブ擦り合わせも含まれます。

※在庫無限ではなく、限りがあります(特にハイカム)のでお早目に。

 

お問い合わせ、ご注文はこちらへ

ichi@kuroyama.jp

兵庫県川西市清和台西1-1-7 / Tel072-799-0830 /工場

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