スポーツと育児出産の関係
練習でもアピールです
中国選手権第4戦/下関フィールド幸楽大会のご報告
で、橋本選手のお母さんの旧姓は「松本清子」でして、黒山選手のお母さん、つまり私のカミさんの旧姓は「松本律子」です。そう“黒山選手のお母さんのお姉さん”は“橋本選手のお母さん”なのです。ということで、黒山選手と橋本選手は「いとこ同士」ってわけ。
橋本選手は黒山選手に刺激を受けてトライアルを始めたわけではなくて、たまたま「トライアルがおもしろそう」だけで始めて、気がついたら誰に習ったわけでもないのに国際A級までトントン拍子で上がり、近場の全日本選手権は出ると国際A級クラスで「20位~25位」付近の腕前実力。という事で、努力派ではなくて「素質才能ある派」ですね。
この橋本選手に「もっと青筋立てて真剣にやってみたら」という言葉はお母さんの家系系統には通用せず「普通でいいスタンダード人生」が生活信条の橋本選手です。「おとなしい/もの静か/目立たない」は橋本選手を知っている皆さんご存知の通りですね。
では黒山選手は「凶暴」かといえば、弟の二郎君を見てみれば分かる通り橋本選手と同じく「お母さん系の血筋」の方が強くて凶暴ではありません。「凶暴ええかっこうしい後ろから足払いをかまして自分が前に出る」のは、お父さん系の黒山家本能血筋です。
という事で黒山選手が世界チャンピオンになれなかったのは「黒山家の血筋が薄くて、お母さん系の血筋が濃いいから」は間違いござんせん⇒というのが私の結論です。やっぱり「血は争えません」ですね。
まゆみですが京都/亀岡トライアルランドのステアケースで突撃し、無念の鎖骨骨折から一ヶ月たって「あんばいを見て出るか出ないか現地で決める」でしたけど、やっぱり「乗るのはいいけどセクションは走れない」と「見取り稽古」になりましたこの大会です。
おなじみのスタート前のミーティングスタイルはいつもどこも同じです。でもその昔に経験したヨーロッパでの各国地方大会は「フィンランドもベルギーもイギリスもフランスもイタリアもスペインも」スタート前に集合してのミーティングはどの国もナシでありません。「時間になったら自分勝手にスタートする」がすべてで「分からなかったら自分で受付に聞きにいく」し「ルールは分かっているやろ」「いつも通り」の自己責任です。
慣れないと「いつ始まっていつ終わる」か分からないし、すべてが「何となく」で事が進み「ケジメ」が好きな日本人国民性としては「???」ですね。
これは国民性文化というものの違いで「甘えの日本が悪い・自己責任のヨーロッパが良い」というもではありませんし「手で飯を食うアラブは汚いか?」「箸やフォークはきれい~♪」の論議と同じで「論議する意味がなくて“そういうもの”」なのです。
ドイツの地方トライアルは参加経験ありませんが、規律を重んじる「自転車のドイツ地方大会」も同じで放任でしたよ。まあ、ヨーロッパすべてがそういう「いつもの通り、あらためて言わんでも分かるやろ」で仲間内の事は始まるようです。
ヨーロッパを旅した人や生活をした人は知っての通り、向こうの電車やバスは「案内なし」が当たり前で、例えば電車はホームで待っていると「何もなくスーッと入って来て、乗客が乗り降りしてスーッと出て行きます」よね。日本の電車やバスは案内で「うるさ過ぎ」ます。でもまあ、どちらも慣れるまでは大変ですよ。
10セクション×3ラップの30セクションは「世界選手権なみ」の「やる気と体力」がものをいう大会仕様。せっかく8時間もかけて遠隔地から遠征して来たんだから、こういう「走りがい」のある大会はうれしいですね。だからスコットランドで行われるSSDTは「30セクション1ラップ×6日間」は疲れ果てるけど、何故か「また出よう」になるのです。
これも恒例の「スポンサー様は神様です」の証拠写真。和江は「日月」がお休みで土曜が休めず美奈は「産休」で、何でもそうだけど女子団体は「全員集合」はなかなか難しいですね。
いきなりですが見よ!!安物オートマチックカメラで撮った「流し撮り」テクニックのメーテルの勇士。迫力あるでしょう~♪
でも、同じ場所地形を走る智恵子を「普通に撮る」とこう写ります。智恵子もメーテルもどちらも同じスピードで岩を斜めに登ってはいるのですが、写真の撮り方でこうも迫力が違いますね。
両者の写真を見る限りでは、文章的にメーテルのライディングには「スピード感あふれ勢いがある↑」と書いてもおかしくなくて、智恵子のライディングには「グリップ走法でなくてもっとスピードで登れ↓」となってもおかしくはありません。でも、書いているの通り「どちらもまったく同じスピード」ですね。
中国が出してくる旧日本軍の南京100万人大虐殺の写真とプロパガンダ(政府公報)で分かるように「文章と写真を見ただけで何事も信用したらダメ」という「真実を正しく知る事は出来ません」の教えです。
このセクションが危なくはないけど一番難易度の高い第10セクションでして「木の根っこむき出しのS字ターンの登りと下り」と「沢の登りと下り」の複合セクションでした。智恵子はここで3ラップともに「脚力不足」で辛抱たまらず足が出て「1-3-3」の合計7点は痛かったのです。
智恵子は写真を見ても分かる通りに「力が入っているライディングスタイル」ですが、メーテルは「リラックス」して乗っていますよね。結果「0-0-1」でこの難しいセクションはパーフェクトでした。
うちの女子部の智恵子とメーテルの二人プラス1の三人目は、中国地方の女傑「稲垣和恵」さんでステアケースを華麗に登ります。
教科書に出てくるような単純なステアケースはうまいんだけど「低いけどひねってある」ステアケースはこのように足が出てしまい、いつもの事ですが今後の課題です。うちの女子部も同じだけど、力のない女子は「ひねり振りながらのステアケース」はなかなか難しいですね。

●国内B級クラス成績結果
1位/福岡の人-6点
2位/今まで出ると1位だった人-11点
3位/天敵のメガネのおじさん-14点
4位/見ての通り県警さん-16点
↓
6位/メーテル-26点
↓
8位/智恵子-31点
↓
14位(ドベ)/知らない人-67点
●中国選手権国内B級クラス暫定ランキング
1位/メーテル-77点
2位/出ると1位だった人-74点
3位/天敵のメガネのおじさん-70点
↓
6位/智恵子-37点
↓
35位/まゆみ-1点
今やメーテルの天敵となりました「メガネのおじさん」は今回は3位に入って、メーテルに上から目線で「どうや!!」と雄叫びをあげ見下しております。兵庫県三木市から山口県下関市まで「深夜に出て朝着いての大会はきつい」とか申していましたが、トライアルにかける情熱エンスージャストは誰にも負けていませんですね。
中国選手権には必ずあります「レディス賞」をいただきました三人娘です。智恵子は161センチで女子としては低くはないのですが、いかんせん横の二人が170センチ前後ありますので並ぶとこうなります。
中国地区の役員で一番偉いのは「西さん」です。はたまた、日本で一番偉いのも西さんです。
で、西さんは「すべての中国選手権」においでになり「ある時はライダー」「ある時はオブザーバー」「ある時は主催者の事務的お手伝い」をこなし、まるで怪人20面相ならぬ「大会お手伝い何でも屋20面相」をこなしておられるの。
今大会は「表彰式」を取り仕切っておられまして、そのおしゃべりも面白くてとっても楽しい表彰式でした。
今回は中国選手権と申しましても「石を投げれば関門海峡を超えて九州に届く」距離の所にある会場の高杉晋作ゆかりの下関の「フィールド幸楽」で、半分は九州人が混じっておりました大会。参加ライダーを見てみますと、関西とはライダー年齢層が20歳は下がり若い元気のあるのが多かったですね。
どこの地方も「ライダー年齢層が上がって下がいない」と申しますが、ここフィールド幸楽の大会を見てみます限りは「明らかに年齢層が下」で、これで九州に国際スーパーA級レベルの若いスターが出てまいりますと「トライアル勢力図」は西寄りのフィールド幸楽周辺に位置する事間違いなし。それに一番の親分の性も「西」ですしね。
それとフィールド幸楽は「トライアル合宿」には最高の地形と設備を誇ります。建物は「ログハウス」レベルでなくて「大きな家」でして、それも二階の宿泊室は「柔道の練習」が出来る程の畳敷きの広さ。水洗トイレにお風呂にきちんとした台所に冷蔵庫に等々、それに最高なのは「整備修理道具がそろったスペース」がちゃんとある事。
一番大切な事は、それらがいつでも整然と片付いているのは「ボランティアで管理をなされている永田会長」のおかげ。永田会長、私と同じく「食道ガンでついでに胃もとってしまい」余命余生をこの地方の「トライアル発展に尽くす」というアッパレな人生哲学。かたや女をはべらかして連れ回り、肉林に囲まれ喜んでいる私なんか足下にも及びませんです。
今回の大会、誰からも「メーテルさんはいつもと違って走りが固かったですね」と言われる通りの走りで、成績もそれなりどころか、8位の智恵子にあわや“ひっくり返されそう”の体たらく。智恵子はちえこで「いつまでもメーテルの次席はイヤ」とばかりに、虎視眈々と暗夜ひそかに宝刀を研ぎ秘密練習にお励み状態。お二人さんの戦い、次回の第5戦広島灰塚ダム大会に期待しましょう。
そうそう、次回大会からは満を期してアイシャルリターン「まゆみカンバック」の走りも楽しみですね。
Team黒山レーシング女子部監督/黒山一郎より
200回目ケニーズ杯参加のご報告
トライアル中国選手権第5戦広島灰塚ダム大会のご報告
1.メーテルのランキングトップ争い
2.和江のポイント獲得
3.智恵子のランキング6位確保
緊急告知
いにしえの世界選手権
私めの37歳の時のトライアル世界選手権フルエントリーの証拠写真です。この写真はフィンランド人のユキハム.ヒンドレンというライダーが撮っていてくれて、私のパソコンに送ってきてくれたものです。
初戦第1戦で私めタイムオーバー失格、タレスもボシスもミショーも同じくタイムオーバー失格で大荒れ、伏兵メカテクノに乗るルイス.ガリャックが勝ち星をあげた波乱の幕開けスペイン大会の、次のルクセンブルク大会会場パドック。
緑色のベンツが約350万円で買った新古車の「グリーンチャレンジ号」で、もちろん車中泊が当たり前で中に二段ベッドあり。
これは当時小2の健一と仲良く並んでコーンフレッグに牛乳をかけての、きわめてシンプルな朝食風景ですね。
世界中どこへ行っても東南アジアの民族らしくスリッパで、向こうの「明らかに見下して見ている野次馬」はスェーデンのライダー野郎です。ランプキンの親父のマーチンさんに言わせると「スリッパとサンダルは違う」そうで、スリッパは日本風に言うと“つっかけ”でサンダルは“正しい履物”だそう。言い換えるとサンダルは身分が高く、スリッパは身分が低いのだそうです。
まあ、生活に追われたヨーロッパのこの時も、落ち着きました日本の今も、私が履くと身分の高いサンダルもスリッパになりますけどね。
健一はベルギー製トライアル自転車の“テクニックワン”でウイリーのお稽古。私用のバイクはベルギーHONDAに出してもらったピンクホイルのHONDA.RTL250s空冷号ですね。
この時点では、まだスペイン製のかの有名なモンティなんていうトライアル用自転車があるなんていうのは知りませんです。
大会前日の車検受付の風景で、私の左は3年連続世界チャンピオンのエディ.ルジャーンを発掘して育て、そして最後には自分で首にしたHONDA/HRCベルギー事務所所長のベルギー人フランソワ.デレィさん。HONDAのバイクで始めて世界選手権に挑戦する私の世話係というよりも、健一の子守役をおつとめ願いました。
このデレィさん、母国語はオランダ語(フラマン語)なんだけど、英語はもちろんフランス語イタリア語スペイン語ドイツ語が「仕事が出来る」レベルでお話し出来ます。でもまあ、各国が陸続きのヨーロッパではごく普通ですね。
はい私め“標準語と博多弁と関西弁”が話せます。これと同じですね。
受付をしているヒットラーのようなヒゲをはやした人は「レオン.コッセー」と言いまして、日本では誰でも知っているトライアルテクニックの名称「ダニエル」の語源の「ダニエル.コッセー」の親父です。
ベルギー人ですが「トライアル場ビルシュタインのオーナー」「ベルギー自転車トライアル協会会長」でもあり、健一を自転車トライアルの世界選手権にベルギーチームの一員として出してくれた恩人でもあります。
まあ、とにもかくにも色々な“外人さん”とお知り合いになりましたが、まずは何よりも「行く事」ですね。
世界選手権はおおらかなもんで、大会前日はセクションの中で健一がチャリの練習していても誰も何も言いません。すべては「自己責任/個人主義」の世界ですね。
メーテルがうちのチームにやって来て「ここはジャージが制服だから楽でいい」と申しますように、当時から世界でも日本でも、私も健一もジャージが「練習着兼パジャマ兼普段着」です。
この当時はまだ元気な37歳で、今は「黒山さん、ガンの転移が見つかりましたよ」の定期検診結果におびえ暮らす、64歳の老境の入り口にさしかかるイチローなのである。
やっぱりこの4枚の写真を見ても格言は「やれる時にやっとかなきゃ」ですね。あんた、17年も勤めていた公務員大阪府警を退職してトライアル世界選手権に「健一以外の家族を投げ捨てて」行ったんですよ。二郎君、おしめをしていました。和江ちゃん幼稚園の年中さんでした。
今は二郎君の3男がおしめをしています。
Team黒山レーシング女子部監督/黒山一郎より
近畿選手権第5戦猪名川サーキット大会のご報告
大雪で4月にやるはずだったこの大会、あっさり“中止”にしないで“延期”にしたのが男道をつらぬき通す元高校球児で甲子園を目指していたアスリート主催者の国際A級/波田親男さん。
久々というよりも「1年に一回」の猪名川サーキット会場ですので、何と127人ものエントリーがありまして、地方大会なのに3ラップ目の最後の方は“混んで”持ち時間がなくなり「申告の5点」の続出という大会でもあったのです。
まずは恒例のパドック前でスポンサー様の旗揚げの“実力がないから格好で目立つ”を実行します。
広島のちえこは遠いからパスしていますが、滋賀の現在育児中の美奈は赤ちゃんを連れて参加。チームテントを張った場所は「受付」に近くてホコリが多いから赤ちゃんに悪く、パドック遠方の端に車をとめまして写真には入っていません。
美奈のご主人は、2年前に近畿と中部の国内B級クラスWタイトルをとり、昨年のグラチャンで国際B級に特別昇格したエリートですが、今大会はお仕事で泣く泣くノーエントリー不在。
美奈のお母さんも都合が悪くて、だったら日曜お休みのお父さんに赤ちゃんの面倒をパドックで見てもらおうと、お父さんを引っ張りだした美奈ですね。
ライディングフォームは、産休明けにも関わらず1年前の以前と同じの攻めの姿勢。女子フィギアスケートの安藤美姫が今年の4月に出産して、来年のソチ冬季オリンピックを目指すと復活宣言をなさっていますがママとなった“女の強さ”には男は歯が立ちません。
あげくという言い方は間違っているかもしれませんが、このいつの間にか出産なさいました安藤美姫選手は「父親の名前も明かさず、結婚もしていない」と言いますので“女の強さ”のさらに倍増バージョン。
美姫ならぬ美奈はもちろん正しく結婚なさっていまして、姓も「長澤から宮本」にお変わりです。
でもトライアルの方は“タイミング”というか“感”がいかんせんまだ戻っておらずに不本意なストップが多かった美奈。この後ろ姿だけ見るとガッチリしていて、とても“一児のママ”には見えないでしょう。
北海道で高校から大学までずっと冬のスポーツのアイスホッケーをやっておりまして、見るからに“そのスポーツ用の体”を今でもなさっています。これも強さのベーシックな部分ですね。ローラースケート履いてコンクリートの上“転かし合い”だと、絶対に負けない自信があるんだって。
和江、以前はこんなややこしい右ターンは“後ろタイヤが丸太を超えてから”しか右ターンが出来ませんでしたが、今はこの通り“丸太の上で”右ターンが出来るようになりました。
“獲物を狙う野獣”のような「攻め」の“登り寸前”のライディングフォーム。
この大股開きのライディングフォームは、骨格上、女性にはなかなか難しいかもしれませんが、これが“登りの手前”で後ろタイヤに一番パワー(トラクション)をかける事の出来るスタイルなのです。男も女も関係ありません、女性の方はぜひやって下さいね。でなきゃ男には勝てないですよ。
メーテルは丸太の手前で少しラインを外しましたが“上半身の横移動”だけで修正出来るようになりました。
ラインの幅が狭い場合、バランス修正はハンドルでは出来ませんよね。この場合は、このように上半身の左右移動でバランス修正テクニックを使います。
師範代の二郎君も同じように、ラインがタイヤ幅一本しかないここは“上半身だけの横移動”でバランス修正をしますが、メーテルもやっとこの頃これが実戦で出来るようになりましたね。
でもゆっくり走れる下りは比較的に簡単だけど、登りでこのテクニックを使うのはスピードを落とすわけにはいかないから、なかなかむつかしいですよ。
藤波選手はこの「バイクまっすぐ上半身でバランス左右修正テクニック」の極限の技の持ち主で、最終的には“上半身とバイク”はまっすぐ一直線にしないといけませんが、藤波選手は「上下バラバラ」のまま最後まで行ける希有なライダーです。ですんで「ノーストップルール」は藤波選手は大歓迎。
メーテルが、丸太を越えて下って一度沢へ入るラインを攻めます。良いトライアル向きの太ももの太さになってきましたね。「そのスポーツ用の体型になる」はうまくなる為には、本人が“好むと好まざるとに関わらず”いい事ですね。
和江の“獲物を狙う野獣”のようまではいきませんが“登り寸前”のいい感じで“膝の入った”ライディングフォームです。このフォームの為には、これまた“好むと好まざるとに関わらず”太ももが太く強くないと無理です。
今年のフランスでのデナシオン女子部参加に手を挙げているエリカは、後ろタイヤを左に滑らせてこうなります。「フランスは地形上もっと滑りますぞエリカ嬢」ですよ。
すかさず下見をしていた二郎君がお助けに入ります。
関西からもう一人のデナシオン女子部参加に手を挙げている沖本さんは“いい感じ”で走っていました。背中にしょっているのは“給水袋”ですね。
沖本さんの強みは、今年のSSDTを完走なさいました中部の京藤さんと同じく「バイクを前へ前へ進める器用さを持っている」事ですね。言い換えると女性にはめずらしく“バイクの特性”をよく知っている女子ライダーです。沖本さんの問題は、多くの女子ライダーと同じく「アクセルをぴったしにしか開けない」事ですね。そのステアなり登りの高さに対して“必要以上に開けて登り”開け過ぎの分は「クラッチを切って逃がす」を覚えますと、沖本さんのトライアルが劇的に進歩しますが。
うちの「女子部」の関係者多数が「男女の未来のチャンピオン」を引き連れての大応援団でおいでになりました。
3家族ですが、3家族ともに子供が「幼稚園の同級生ファミリー」で、皆さんお母さんが黒山選手の大フアンでもあるのです。

8セクション×3ラップ
1位/泉 裕大 6点
↓
11位/メーテル 19点
31位/美奈 39点
34位/和江 41点
43位/真弓 88点
↓
45位/どべ 92点
何と国内B級クラスは45人ものエントリーでした。
国際A級クラスの表彰ですが、女子部はきちんと並んで最前列に陣取り“うちらも見て見て”と、まるで「表彰もされないのに、されているがごとく」に目立ちます。
そう、実力のないのは「前に出て目立つ」→「スポンサー様を喜ばせる」は当たり前ですね。
スポンサーする会社は黒山選手のようなトップには「成績で目立つ事を期待」しますが、その他大勢のライダーには「体と行動パフォーマンスで期待」なのは、経験上、そうなのです。
泉裕朗(いずみひろあき)さんって知っていますか??
全日本で過去4勝を挙げているHONDA元HRC契約ライダーで、家が近い事もあってデビューした中学生の頃から知っている私の“一押しの天才ライダー”ですね。
何故、天才って言えるのでしょうか。答えは簡単「教えなくても見なくても、勝手に出来てしまう」のですね。そして“トライアルの頭のとっても良い”なのもそう。
間違えてはいけないのは「頭がいい」のと「器用」なのは別の次元で、多くの場合、器用にすぐに出来るのを「頭がいい」と間違えてる事が多いですね。泉さんを知っている世代の人は皆さん知っての通り、泉さんは「不器用な人」の典型です。ですが「トライアルの頭」はすごくいいのです。
また黒山選手が16歳で世界選手権に挑戦した時に、私が“メカニック兼サポートライダー”としてヨーロッパに連れて行った人でもあるのです。ですので泉さんは“トライアル世界選手権ヨーロッパラウンド”を、黒山選手のサポートとして回った経験者でもあるのです。
はいヨーロッパで「黒山一郎、黒山健一、泉裕朗」の三人が、狭いキャンピングカーの中で一時期寝起きを共にしていた時間を経験している仲なの。
“天才ライダー”の泉さんの「チンピラ期→全盛期→凋落期」を知っているから、これを基準にして以後のライダーを評価し見てみると“そのライダーの先はどうなる人生”かがけっこう分かります。
“天才ライダー泉さん”の不幸は「まともに育てる指導者」に巡り会わなかった事に尽きます。
雑草は別に放っといても、それなりに実力を発揮して育ちます。ですが“きれいな美しい花”はいたれりつくせりというか「手を入れる事」をしないと実力を100%発揮しません。「手を入れる事」をしてくれる人に巡り会わなかった事、これがまさに“泉さんの不幸”でした。
現、選手会長のチームアズーロ小谷選手や、今大会主催のチームナミタの波田選手は「今でも全日本で活躍」し、そしてその活躍のレベルが“若い時も今も”国際A級クラスで「勝ったり上位だったり」しています。この二人はまさに「雑草のごとく放し飼いでも、自分で花を咲かせる事」の出来るライダーですね。
泉さんは頂点の今の国際スーパーA級全日本チャンピオンになれてもおかしくない天才だったのに、残念ながら“放し飼い”では自分で花を咲かせる事が出来ずに、というよりも「放し飼いが当たり前」の「時代がそんな時代だった」の犠牲者かもしれません。
また「前を行く人に後ろから足払いをかませて自分が前に出る」性格でなかったのも、頂点を狙える競技者としては残念でした。
その泉さんの長男/裕大くんが、メーテルらと同じクラスの国内B級で勝ちました。現在、高校2年生です。「地方選手権でポイントが取れたから、11月のグラチャンに出て国際B級特別昇格を狙う」と申しておりました。
皆さん「期待の星の若手」とおっしゃいますが、辛口で言うなら
・黒山選手→中学3年で国際A級全日本チャンピオン
・藤波選手→中学2年で国際A級全日本チャンピオン
の基準の目で見る私のレベルからすると“少し遅いかも”ですけど、お父さんも本人も「趣味の範囲内のトライアルで頑張りたい」が目標だから「やめてほしくない」久々の大型新人には間違いないですよね。
今、トライアルも2世の時代に入っていますが、元有名実力派ライダーの息子さんがたくさんいい感じで何人も現れますが「いつの間にか」いなくなります。これすべて「続ける素質がなかった」につきますね。
若手の素質才能を評価する時に「運動神経.反射神経.器用さ」ばかりに目がいきますが、と同時にもう一つ持ち合わせていないとどうにもならない大切な素質がありまして、それは「続ける素質」ですね。
「続ける素質」を開花させるには“殴る蹴る”して「反骨精神なにくそ」と、かたや“ウチワであおぐ”していい意味で「おだてあげる」の二つの方法がありますが、これは両方ともに「親にはなかなか出来ない」指導方法なのです。
プロ野球にいまだに「有名人の親を越えた」のがいないので分かるように、ですので、有名人を親に持つと「いつの間にかやめていた」になってしまうのが多くの場合は普通です。
私達の時代は「放し飼い」でのし上がった時代でしたが、泉さん以降の時代は「育てないと」伸びてはいかない時代です。これは「甘やかす」ではなくて、今のオリンピックの2世世代を見れば分かる通り、国というかその種目のスポーツ協会が有名人の親になりかわって「育てて」いますよね。
さて泉2世の裕大くんは、いかがなります事やら。
元少年チームブラック団のように「いまだにトップ張っている」になってくださいね。だって「小川.田中.小野.黒山.藤波.加賀.野崎」は小学生から始めておっさんになった今でも懲りずにやっているのは、一にも二にもいまだに「トライアルがおもしろくてたまらない」んだってさ。
これは関東の“成田兄弟”もまさにそうですね。
Team黒山レーシング女子部監督/黒山一郎より
男部の監督さん再開です
トライアル中国選手権の女子部
今年はこの多根農村公園の試合ともう一戦で今シーズンは終わりということで、気合いの入っているメーテルです!!!
ということで、旦那と共に高速をひた走りますが、ご覧の通り雨、雨、雨で、楽しみにしていた大山も見れず、しかも試合会場もかなりのドロドロ祭り状態でかなり苦戦しました~~・゚・(。>д<。)・゚・
思えばメーテルが一年前にちょっと背伸びしてSSセクションを走らせてもらい、気合いを入れていただいた経験もあり、
となりの方ごめんなさい(´・ω・`;)
PR: 命を救う救急車 適正利用のススメ-政府ネットTV
トライアルマスターズ第5戦京都亀岡大会のご報告
まずは恒例のスタート前の記念撮影。広島の智恵子は土曜にお仕事で今回はパスなさいました。現在、子育てというよりも“乳幼児(赤ちゃん)育て”真っ最中の美奈が久々のご参加。愛児一志ちゃんはお宅でご主人がにわか保育士さんになりきり頑張っておられるとか。
前タイヤを石の上から外したくないけどバランスを崩した場合の対策“上半身の左右移動”でバランス修正をするを、頭でなくて体で覚えました。
こんなステアケースは“赤子の手をひねる”のメーテルですね。
ミケさんの師匠は、私の時代の往年の名選手だった河野完次さん。中国瀬戸内地方のトライアルの一時代を鈴木章平さんと築いたライダーです。同じ岡山の全日本で1勝をあげている上福浦さんは、まだまだずっと後の時代のライダーですね。
河野さんの指導のもと、見るたんびにグングンうまくなっているミケさんです。この先がとても楽しみです。うちの女子部チームが中国地方を活動拠点としていなければ“燃える闘魂アントニオ.ミケ”にはなっていなかったと思う。
電熱炉がやってきたぁ~♪
Team黒山レーシング女子部の活動ご報告
バイク最前部の軽量化の最前線
女子デナシオン帰りの“佐々木淳子”選手大研究
<Team黒山レーシング少年部の立ち上げ>
今のどのスポーツでも「3歳から始める」は常識当たり前ですね、の事もこれまた当たり前。
2013年度MFJ中国選手権ランキング表彰式
Team少年部大会公式初参加の巻
黒山選手の時代にはなかった“プッシュバイク”部門に勝手に参加しております「少年部4番手」の通称ターミーですが、誰が見ても「その年齢では一番まとも」な走りを見せてくれましたし、兄貴二人と違って一応は“立って”ライディングしております。
(1)世界で最初にトライアル用自転車を作って売り出したのは、バルセロナにある今はHONDAの傘下にあるモンテッサ社です。
明日 6/28、テレビに出ます!!
えーと、たいしたことないですが、一応、不肖:
実際のところ、こん時の他の出場者は「
すでに有名人の元兵庫県警の飛松さんも同じく出場されていました
ずばり、飛松さんは「
かねがね一度「靖国神社に行きたかった」ので、
■【番組放送のお知らせ】
「ジョブチューン」の警察SPは予定どおり、
番組放送日時:
6月28日(土)よる7:00~8:54
JNN系列・全国28局同時ネット
※黒山さんのエリアでは、MBSですよね。
TBSテレビ「ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」